政治資金オンブズマン

理由なき不開示

 読売新聞(9月5日)の18面「今日のノート」に大阪地裁の判決についての解説記事が掲載されています。
 『それはまことに妙な裁判だったというほかはない。被告の国側がまともな反論をせずに敗訴した。自ら正当性を訴えることでは他にひけをとらぬどころか固執するのもめずらしくない国がである。・・・』と始まり、本件裁判の経過をきわめて分かり易く解説しています。
 『情報公開法をどう見ても政治資金収支報告書を開示しない理由が見あたらない』とし、『報告書の提出から公表まで6ヶ月近いずれがある。「政治と金」は国民の大きな関心事だ・・・』と指摘しました。
 『報告書を速やかに公表すべきなのに事務上の都合で怠ってきた霞ヶ関の常識が問われているのだ』(塩雅晴)として、総務省の態度を批判しています。
総務省は情報公開法に違反する従来の態度を改め、直ちに収支報告書を開示すべきです。

2005年9月6日
政治資金オンブズマン

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