政治資金オンブズマン

馳大臣への公開質問状の自民党からの回答と、再公開質問状

政策活動費を配った金額、議員の氏名、住所

政策活動費を配った金額、議員の氏名、住所

馳大臣への「遊説及び旅費交通費」に関する公開質問状に関して先日、自民党幹事長室から回答がきました
回答内容は、

自民党からの回答

それに対して再度自民党にお礼と再公開質問状を12月3日付で送りました。

質問の内容は
(1)2010年~2014年の5年間に「遊説及び旅費交通費」名目で支払った1億5795万9965円の明細
(2)2013年に馳議員に「調査情報費」名目で支払った合計700万円
(3)2011年~2014年の4年間「政策活動費」名目で国会議員に支払った合計44億1526万円の交付時期別の交付理由を求めました。

再公開質問状は、以下の通り。


自由民主党幹事長室御中

2015年(平成27年)12月3日
大阪市中央区北浜2-1-5平和不動産北浜ビル4階
政治資金オンブズマン(共同代表上脇博之)
連絡責任者 弁護士 阪口 徳雄
TEL 06-6226-8991 FAX 06-6223-5202

お礼と再公開質問状

 馳浩議員(現文部科学大臣)に対する当会からの政党交付金使途報告書の「遊説及び旅費交通費」について合計1256万1880円の支出に関してご回答を頂き、ありがとうございました。

貴党の政党交付金使途報告書に「遊説及び旅費交通費」とあり、「遊説」についての市民の常識からすると、まさか海外まで「遊説」に行っているとは想像外のことでありました。それならば誤解を招かないように「海外出張の旅費交通費」などと国民に理解可能なように明確に記載されるように要請します。

(1)貴党の政党交付金使途報告書の2010年(平成22年)~2014年(平成26年)の5年間のうち、50万円以上の「遊説及び旅費交通費」を調べると別紙「遊説及び旅費交通費」記載の通り合計金1億5795万9965円円に達しています。この方たちも全て「海外への遊説」であったのでしょうか。どこに「遊説」されたのか、その明細のご回答をお願いします。なおこの中に旅行会社への支払(平成22年の13番、平成25年の1番、24番、38番、39番、平成26年の73番)は誰が、どこに「遊説」されたのか判るように回答されたくお願いします。

(2)貴党本部の2013年(平成25年分)政治資金収支報告書において、馳浩議員に「調査情報費」名目で2013年4月5日100万円、4月19日100万円、5月27日150万円、6月14日100万円、8月28日100万円、12月9日100万円合計700万円を支出していますが、このような丸い金額の「調査情報費」は一体何の目的で、どのようなことを調査する為の支出されたのでしょうか。この詳細もお願いします。

(3)更にもっと大きな金額ですが、貴党本部の政治資金収支報告書には「政策活動費」名目で2011年(平成23年)~2014年(平成26年)までの4年間に別紙「自由民主党の政策活動費」記載の通り34名の議員個人に合計44億1526万円を交付しています(ちなみに最高額は石破茂議員で合計18億690万円、谷垣禎一議員は合計8億7450万円です。現職の大臣である安倍晋三議員は2億5000万円、森山裕議員(現農水大臣)は9920万円、岸田文雄議員(現外務大臣)は5560万円、高市早苗議員(現総務大臣)は2160万円、菅義偉議員(現官房長官)は1610万円、甘利明議員(現経済再生担当大臣)は1480万円、遠藤利明議員(現オリンピック・パラリンピック担当大臣)は500万円と記載されています)。この「政策活動費」名目で支給された議員の方の政治団体などの収支報告書をみても一切記載がありません。これらの各議員の使途は闇に消えています。あまりにも巨額な金額であるが故に、市民としては驚くばかりです。

各国会議員に、これほど巨額のカネを何故支払ったのか、その支払時期ごとに、その理由をお教え頂きたくお願いします。

(4)本書面到達後3週間以内に文書で回答されたくお願いします。

自民党への公開質問状-4

自民党への公開質問状-5

自民党への公開質問状-6

自民党への公開質問状-7

自民党への公開質問状-8

自民党への公開質問状-9

自民党への公開質問状-10

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